翁さんの東京炸醤麺情報

2002/09/12更新

翁さんが訪ねた店の紹介その5です。



神田・媽媽 (2002/09/12掲載)

神田駅の近くで北方系の手打ち麺の店を見つけたよ、とある親切な方から教えて頂きました。近所まで行く機会があったので、昼時に立ち寄りました。私が入ったのは1階でしたが地下もあるようでした。

お店の人たちは黒竜江省出身とのこと(後で聞いたところ大慶)。しかし炸醤麺がメニューにありません。小姐に尋ねるとすぐに師傅(と言っても若いです)と相談してくれ、「できます」ということに。こういう臨機応変さが中国人のやっている店の良いところです。ただし昼食時はラーメンめん(中華麺)だけでしかも「うちの炸醤麺はスープに入っているんですけどいいですか」とのこと。「黒龍江省でもスープ入りの炸醤麺を食べてたんですか?」「はい」「それじゃあお願いします」。

出てきたのはラーメンの上に炸醤が乗ったものでした(一種の味噌ラーメンと考えれば、これはこれでおいしかったです)。夜は手打ち麺があるということなのでまた出直すことに。

で別の日に行ってみました。店の人は覚えていてくれました。「手打ち麺の炸醤麺。できればスープなしで、拌麺でお願いします」というリクエストに「麺を冷たくすればいいですね。分かりました」とのお答え。

しばらくして白い「切麺」が出てきました。渋谷・北の食房 胡同、六本木・龍坊、それに神田・味坊で予約で作ってもらったものと同じタイプです。一口噛んだ瞬間、こしのあるねじれに感動しました。小麦粉と塩だけで手打ちしたものだそうです。麺の上には甜麺醤主体の甘い炸醤、豚肉は細長いぶつ切りで長ねぎ、ピーマンなどの野菜も。菜碼児は白髪ねぎでした。

メニューにはつまみやおかずも多種あります(東北っぽいジャガイモ料理を食べました)。手打ち麺はメニューでは「あんかけ」(3種のあんから選べる)となっていましたから、打滷麺(大滷麺、ダールー麺)だと思われます。白い手打ち切麺がいつでも(夜なら)食べられる! すばらしい店です。

千代田区神田紺屋町27 03-3253-6001
定休は日曜・祝日


ここまで読んで下さり、どうもありがとうございました。サイトの一角をお貸し下さっている家主荒川さんにも感謝します。(翁)

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geminizz@hamakko.or.jp

荒川文治(あらかわ ふみはる)
神奈川県横浜市

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