日本における天津甘栗の歴史

 天津甘栗の発展の様子を図書・資料などを参考に時系列で表示します。
引用した文献に関してはその出展先を記しました。


年月日 事項 出典
1910年(明治43年)11月3日  1910年(明治43)11月3日に、李金章と九鬼国次郎は、
東京浅草の仲見世に、日本で初めての甘栗屋・金升屋を開店
する。
尾崎貫一が、浅草公園に東京で初めてのシナそば屋・来来軒
を開店したのも、この同じ年である。
書名:中国伝来物語
著者名:寺尾善雄/著
出版者:河出書房新社
出版年:1982.2
11月3日  栗は日本在来のものだが、“甘栗屋”は明治43年に来日した
中国山東の人、李金章が11月3日の天長節
(明治天皇誕生日、いまの文化の日)に東京の浅草で、
金升屋という店を開いて売り出したのが初め。
原料の栗は山東、天津、大連などから取り寄せた。
中でも天津からが最も多く、“天津甘栗”の名は、これから
起こった。
書名:中国文化伝来事典
著者名:寺尾善雄/著
出版者:河出書房新社
出版年:1999.8.31

中国伝来物語を新装版
として出版