中華人民共和国・北京市−3

 この袋は宮崎県在住の安藤さんがおみやげとして頂いたものを寄贈頂きました。くださった方は中華人民共和国内各地を訪れたそうでたぶん北京で買ったもの
とのことです。当館収蔵の決まりである 購入地別に収蔵の原則に則り 北京市に収蔵させて頂きます。
袋は赤地に皿に盛られたむき栗の写真で構成されています。「歴代皇帝御用」の文字が見られますが、まさに、日本の宮内庁御用達と同じぐらいの威厳を持たされているようです。中国の歴史書を読むと皇帝が戦乱などで
変わった場合、前の皇帝の部下から住民に到るまで、謀反を恐れてすべて殺されるそうですので、代々の皇帝の御用を勤めたというのは、何となく眉唾物のような気がします。「皇帝甘栗」と書かれ居るところを見ると日本人向けのおみやげなのでしょうか。
そうだとすれば、「歴代皇帝御用」の文字は、歴史を知らない日本人を騙すのにうってつけのような気がします。
 裏を見るとさも大げさに書かれています。
気になるのは、人工剥皮精制包装の文字で、人工を日本語として、人が介在しない人工なのか
人が工作した人工なのか気になるところです。
賞味期限を見ると1年以上有るところから、むき栗を真空パックしたもののようです。
製造元の表示を見ると青島市になっています。




収集日 2006年8月下旬
収集場所 たぶん北京市
価格 不明 おみやげとして頂いたものなので
寄贈日 2007年4月24日
寄贈者 安藤さん