甘栗と言えば老舗の楽天軒−1

 1999年3月に寄贈を受けた大阪の桃谷楽天軒の袋です。表面の大阪環状線の絵は、他に例を見ない桃谷楽天軒独自の物です。寄贈していただいた桃谷楽天軒の藤堂恵子さんのお話によれば、この袋のデザインは亡くなった藤堂さんのお父さんのアイデアで、「大阪で栗買ったってのがすぐわかる大阪みやげや」「子供らが環状線の駅名を覚えられるんや」ともおっしゃっていたそうです。芦原橋と新今宮の間に今宮駅の表示がありません。この袋はいつ頃のデザインなんでしょうか
表のデザインもすてきなら、裏の説明書きもすてきです。この左上の「食べたいときにお好みの量を」のコピーで、冷蔵庫の氷室に保存してくださいとあります。冷蔵庫の氷室とは、昔の木で出来た冷蔵庫の時代に上部に氷を入れて、冷蔵庫とした時の氷を入れる場所を指しているのでしょうか。古い電気冷蔵庫のカタログを見ても製氷室と書き込みがありますから、この袋のデザインは、昭和30年代だと思われます。
サイズ 幅115mm 長さ197mm
寄贈日1999年3月4日
寄贈者 桃谷楽天軒藤堂恵子さん
桑名楽天軒の甘栗袋です。
とてもシンプルな袋です。甘栗太郎グループと異なり楽天軒を名乗るお店は袋のデザインに統一性はなさそうです。
この袋の中には、甘栗と一緒に残りの皮を入れるエチケット袋が8つ折りに折られお手拭きと一緒に入っていました。
こういう心遣いはとても良いことだと思います。
代表者名の記載が 水谷クリコ と有りますが、本当のお名前なでしょうか。いつもこの袋を見るたびに気になります。
サイズ 幅136mm 長さ228mm
収集日 1993年5月14日
近鉄名古屋駅構内売店 収集者 森田弘之

  甘栗と言えば老舗の楽天軒-2