横浜中華街でも甘栗は名物

 ここ2〜3年前から肉まんブームの後を受けてか、横浜中華街で甘栗を売る店を多く見かけるようになりました。最初に始めたのは、聘珍樓が売り出した「聘珍大甘栗」ですが、これが売れているのに刺激を受けたのか、中華料理店より、中国のものを売るお土産店が売り始めました。今では観光バスなどで来る団体の列に売り子が声を掛け試食させて売る風景が見られるようになりました。

大きくYOKOHAMAの文字が入った袋です。甘栗をのせた台が描かれていて、雷雲文が書かれています。その下の「横浜中華街」の文字はなぜか湾曲していません。後ろのメーカー表示も「YOKOHAMAくりくり本舗」と書かれ聞いたことのないメーカーです。
一時だけ売られてもののようです。購入時が中国の正月に当たる「春節」だったせいか「福」と書かれた小さい袋に甘栗を入れてサービスしてくれました。
サイズ 幅152mm 長さ270mm
収集日1999年2月10日 収集者 森田弘之
横浜中華街で売られていた、東京甘栗製の横浜中華街甘栗です。天津甘栗袋美術館では、基本的に巾着袋タイプの甘栗袋は収集していないのですが、横浜中華街の文字が入っていたので、収蔵しました。袋の中央で「福」の文字が逆さまに書かれていますが、これは、中国の習慣的なもので、福が天から降ってくる様子を表すおめでたい書き方です。
サイズ 幅123mm 長さ188mm
収集日1999年11月27日 収集者 森田弘之
横浜中華街の広東料理の老舗 聘珍樓の聘珍大甘栗の袋です。それまで、中華街では露天で甘栗が売られていましたが中華料理店が甘栗を売り出したのはこの聘珍樓が最初だと思います。これに刺激されたのか、今では多くのお土産店の店頭で売られるようになりました。家族経営の多い中華街の料理店では無理のようで、組織の大きい聘珍樓でしかできないように思います。この栗は本当に大粒の栗ばかりを選っているようで看板に偽りなしです。ただ、価格が高く1袋1000円からとなっています。この店の影響か 他のお土産店の価格も1000円からとなってしまったのは悲しい弊害でしょうか
サイズ 幅170mm 長さ300mm
横浜中華街 聘珍樓にて
収集日 1995年10月27日 1000円 収集者 森田弘之
横浜中華街・紫禁城の甘栗の袋です。
中華街でよく見かけるモノですが、この袋は1999年1月に行った上海格安ツアーでご一緒になった 若林さんから寄贈を受けました。黄色いクレープ紙に1色刷とコストもかけずに良い雰囲気を出しています。
寄贈時に頂いたお手紙によれば、鎌倉で購入のとのことで、出店が出ていたようです。最近、中華街南門付近で試食をさせて売っている光景をよく見かけます。
サイズ 幅170mm 長さ295mm
寄贈日 1999年11月3日 寄贈者 若林さん
横浜中華街で見つけた甘栗の袋です。年号が平成になったのを記念してか「平成」の文字が大きく入っています。真ん中に描かれている栗の絵が周りの龍と無関係に描かれているのがおもしろいです。
サイズ 幅122mm 長さ213mm
収集日 1993年6月11日 横浜中華街
収集者 森田弘之
中華街らしいデザインの袋です。
この袋に関して、いつ買ったのか、いくらで買ったのか残念ながら記録がありません。
サイズ 幅130mm 長さ234mm
収集日 不明 収集者 森田弘之
中華街で売られている燕山大粒甘栗の袋です。
ここの袋もシンプルなデザインで、中華街甘栗の流行をとらえています。販売者は東京の会社で中華街のお店の軒先を借りて販売しているようでした。ここの甘栗も横浜大飯店と同じように見た目は大粒のようですが、虫食いや割れが混ざっています。中国人のお兄さん、中国語では大兄が「おまけ」と入れてくれますが、試食用の割れた物が混ざったりで、まるで中国で買った気持ちになりました。中国人にとっては、無問題(映画の題名になりましたね。)ですが、繊細な日本人にとっては、有問題です。
サイズ 幅160m 長さ260m
収集日 2001年4月10日
収集場所 中華街
収集者 森田弘之 税込み1050円
横濱大飯店の甘栗袋です。横浜中華街の入り口にそびえる善隣門の右側にあった聘珍大甘栗のお店が工事中で反対側に移ったかと思ったら、横浜大飯店が甘栗を売り始めたお店でした。横浜中華街大粒甘栗大戦争が始まったようです。甘栗自体は見た目確かに大きいのですが、虫食いや割れた物が混じり良い栗とは言えませんが、場所が良いだけに売れています。袋はシンプルで、甘栗袋の定番 赤色を使わないのは、最近の中華街の甘栗の流行のようです。
サイズ 幅145m 長さ252m
収集日 2001年4月10日
収集場所 中華街善隣門脇 横濱大飯店売店
収集者 森田弘之 税込み1050円