上大岡水餃子、大久保炸醤麺

2000/02/13登録

シンセン、台湾では貴重な情報が得られたが、実はまだ日本にも確認しなければならない 課題があったのだ。

2000年2月11日、朝日新聞に載ってた、中国遼寧省出身の夫婦が営む「王家菜館」に行ってきました。

場所は京急上大岡駅近く。東口を出て左に看板が見える。

水餃子は1人前10個で550円。画像は20個。 いいねぇ。この盛り付け方。我家でもこうだった。 味も最高。

その他のメニューも豊富で、どなたにもお勧め出来る店だ。

翌2月12日は韓国炸醤麺の調査である。

中国・シンセンで初めて食べた 韓国炸醤麺。実は東京にも食べられそうな店がある。確かめに行かねば。

インターネット情報によると、韓国では炸醤麺が大人気で(子供あいだで?)、 なんと'99年には炸醤麺映画「北京飯店」も作られたという。 ホームページはここ。このビデオも是非手にいれたい。

ビデオはあっさり新宿の韓国プラザで見つかった。 どんな話なのかは TERUKUNI-SANJIN HOMEPAGEに日本語で解説があるので参照のこと。また ハンギョレ21 では日本映画「たんぽぽ」 と比較し両国の文化まで評論しているよ。

韓国語映画の筋を理解するのはシンセンのホテルで「ザ・ロック」を英語音声中国語字幕付きで見たとき より難しいが、それでも終りの場面ではジーンとしてしまうんだね。 韓国炸醤麺のことも少しわかった。以下、この映画から得た知識を加えて解説しよう。

新大久保と大久保の中間にこの店はある。「新羅飯店」。中国料理・韓国料理 と書いてあるからってラーメンと焼肉が食べられると思ってはいけない。 ここは韓国式中華料理店なのだ。ちなみに台湾には日式ラーメン店や日式韓国焼肉店 があったりする。

店内では韓国語のホームドラマ上映中。店員と客も韓国語でしゃべっている。

「チャジャン麺下さい」

「じゃーじゃーめんですね」

よかった日本語が通じる。

これが韓国炸醤麺である。グリーンピースが載ってたりして一件ハヤシライスである。 シンセンや映画北京飯店でもこのくらいたっぷりソースがかかっていたなぁ。

味噌の正体は不明。玉ねぎ、豚の角切りなどが入っている。味もハヤシライスっぽいが、 小皿でくれる味噌は甜麺醤らしい味。また、これもシンセンの店や北京飯店と同じなのだが、なぜか、 「たくわん」とキムチがつくのだ。

麺の拡大画像。太さは割り箸と比較してほしい。断面が円であり、映画北京飯店の作ってる場面から判断 すると手延べ麺である。色はやや黄色掛かった白。こしもある。

この店は、韓国料理上級者向けのようだ。 1000円の「うどん」も拝見しかかったが、これはまた次の機会に・・・・

この店の水餃子。

韓国プラザの近くには韓国広場というスーパーもあるのだが、そこでは 冷凍食品の水餃子が台湾のスーパーみたいに沢山売っている。

炸醤麺と水餃子。日本人もこの東アジア共通のご馳走を大切にしたいものだね。

王家菜館
住所:神奈川県横浜市港南区上大岡東1−9−15
電話:045-846-1118

新羅飯店
住所:新宿区百人町2-15-1
※2005年2月現在、違う店名の店あり。

geminizz@hamakko.or.jp

荒川文治(あらかわ ふみはる)
神奈川県横浜市

炸醤麺と水餃子情報のトップページへ